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出張講座.png
​第一回 ボイスドラマを作ろう!

 どうも皆さんこんにちは、fermata.です!知ってる人も知らない人も今日は覚えて帰ってね!なんてことはいいません。でも講座の内容は覚えてって!

 ということで、何やら需要が無きにしもあらずと聞いたもので、今回のfermataちゃんはなんと講座です。

ボイスドラマ講座。

 といっても今回は「編集?調整?そんなんわからんけどとりあえず作ってみたい!」と考える人向けの導入編です。​おかしなところもあるだろうけど笑って許して!それじゃあ早速いきますよ!開廷~~~~!!!(裁判

そのいち ボイスドラマに必要なもの

 まず第一に「ボイスドラマってなんぞや?」と思う方もいらっしゃるかも知れないのでここで説明しておきますと、世間一般に販売されているドラマCDの中身と同じです。イラストや動画などの視覚情報がなく、音のみで構成されるコンテンツ、それがボイスドラマ。ドラマCDはつまりボイスドラマのCD媒体ということですね。

 つまり、必要なものはです。

 ざっくり過ぎて怒られそうなので、以下に箇条書きすると…

  • BGM

  • 効果音

  • ​音声

 

 の以上三点です。

 そしてもう一つ必要なのが、それらを編集するソフトウェアですね。

 よく使われているフリーソフトはやっぱりAudacityでしょうか…フリーソフトを使ってないからそのへんはよくわからんけどAudacityで作れます。彼は優秀です。

 その他にも、パン振り(右や左や音が聞こえてくる場所を変えられる機能)や複数のトラックを作成できるツールならなんでも大丈夫。いろいろ使って好きなものを選ぶもよし、有名なものを使うもよし。そこはお好みで!


 

そのに 作成手順

 ボイスドラマの作成には、ある程度決まった手順が存在します。

 一例として、以下を御覧ください。アッ携帯で見ると崩れるかんな!!!!!PC推奨だよ!!!!(今更

通常の流れ

話の内容を決める

​こりたい人は

楽曲制作依頼
台本を書く
演者さん(CV)を募集する
楽曲完成
収録依頼
頂いた音源を編集
完成!

 だいたいこんな感じ。最初から楽曲制作依頼までしちゃうと頓挫する確率がぎゅんぎゅんUP↑↑しちゃうから一番最初は台本も短めに、15分位のショートストーリーを目指すといいかも。

​ それじゃあ次は、このチャートに乗っ取って一つずつ工程を説明していきますね!

そのさん くわしく ~話の内容を決めて台本を書くまで~

 ボイスドラマを作ろうかな?と思い立った皆さん、大体の人が今まで台本なんて作成したことがなくて「何書いたらええねん!!!」となっているところだろうと思うのですが――​台本、今回はセリフの集合体にちょっと注釈あるやつ。みたいに考えてもらえたら十分です。

台本は大きく分けて、台詞ト書きの二つで構成されています。

■台詞とは?

 知らない人はおおよそいないでしょう、キャラが喋ってるアレです。「おはよう〇〇ちゃん!」「あ、△△ちゃん! おはよう!」のアレです。これについては説明不要ですね。

■ト書きとは?

 いわゆる説明書きです。台詞に対するキャラクターの動作や感情を指示する注釈のようなものです。小説で言う地の文をもっと簡単にまとめたもの、と言うところでしょうか。ト書きについては、いれている企画者さんも、いれていない企画者さんもそれぞれです。台詞だけでは読み取れない感情やこだわりの表現など、役者さんに伝えたい事があればどんどん入れちゃいましょう!

 流石に1台詞毎に入っていると読む方もうんざりしちゃうので、台詞の流れだけで風景が伝わりそうなところは入れないようにしましょう。

で、ですよ。

 

つまりどうかけばいいんだってばよ?

 

​私の台本で恐縮ですが、fermata.ちゃんの台本はこんな感じ。

プリシス・モニカのはじめてのハロウィン_ページ_04.png

​SAMPLE

プリシス・モニカのはじめてのハロウィン_ページ_05.png

​SAMPLE

 ト書きは台詞より一段階下がっている部分です。

 正直私も「これいる????」ってなりながら書いています(正直)。

 兎にも角にも、今回は導入編なので、台詞とト書き、この2つを理解していたら大丈夫です!!いけるよ!!!

 初めて作るボイスドラマ、内容をいいものにしようと考えなくて大丈夫です。まずは、「作りたい!」と思った時の勢いのままに一本書いちゃいましょう。

 学生がダラダラと話しているだけでもよし、カップルがチュッチュしてるだけでもよし、急に殺人が起きてもよし。でもシリアスはいろいろと難しいからぶなんな日常系からチャレンジしてみるのがいいと思うな。知らんけど。

 作りたいお話が決まったら、次は台詞づくりです。ボイスドラマで難しいのは、なんと言っても音のみで世界を構築するところ。それが醍醐味でもあるんですけど、まあ最初は本当に難しいのなんの。視覚情報にどれだけ俺たちが頼ってきたのか思い知らされるぜ。

 一番最初にも書きましたが、ボイスドラマは声と効果音とBGMで出来ているわけですが、中心にいるのはまずキャラクターとしての声です。なので、台詞は特に気合を入れて書きましょう。書けばキャラがしゃべるんだよ!台本を書くというよりも、キャラが喋ってることをメモする、程度に考えるとすんなり行くかも知れません。知らんけど。

 台本のテンプレートもwebで配布されているので、気に入ったものを選びましょう。最悪ホームページにベタ打ちでも許される。

 

 こんな感じで、台本も軽い気持ちで書いちゃいましょう。台本作業が終わったら、次はみんな大好きCV募集だよ!!!

そのさん くわしく ~CV募集から選考、音源受領、リテイクまで~

 さて、台本が完成したらようやく待ちに待ったCV募集だよ!台本の次点で使う効果音やBGMを決める方もいるけれど、今回は苦しみを後にとっておきましょう。

 CV募集に必要なものは、沢山ありますが、一番大切なのは台詞だと私は考えております。

 CV募集の際、応募用キャラクター台詞を演者さんに収録していただき、それをもとに選考をするわけですが――台詞一つでも短くなく長くもなく、幾つかの台詞だけでそのキャラクターのある程度の人物像がわかるよう台詞を設定します。

​ 必ずしもボイスドラマ本編中に登場する台詞でなくても問題ありません。私はないと思ってます!!!

 台詞数は2~3がちょうどいいと思います。応募用セリフの他に、キャラクターの説明文なども掲載するとより演者さんにこれだ!という演技をしてもらえる確率もUPします。

!注意!

 基本的にCV募集は、台本完成後、もしくは完成する目処が経っている状態で行いましょう!長期企画ではその限りではありませんが、ある程度計画が整い実行できる段階で募集をかけると演者さんたちもスケジュールが立てやすく、応募数も増えるはず。

 この企画者はスペランカー過ぎて大幅に予定狂って毎回土下座してるけどな。ごめんなさい…

​ 募集の際は、作品概要募集人数応募用セリフ提出方法の四点は必ず掲載するようにしましょう。この4つがないと、そもそも何の募集かわからない、応募ができないということになりかねません。余力があればご挨拶など、コメントを入れるのもいいですね。募集に条件を付ける場合もきちんと記載しておくと吉。書いてないやん!!って言われてもちょっと困っちゃいますからね…!

 参考に以前募集をかけた作品の募集ページのリンクを貼りますので、ご参考になさってください。

 ※こちらはかなりかっちりした募集なので、状況に応じて簡略化したり足したり引いたりしてください。募集要項については挨拶等個人的な文面やキャラ説明など作品に関わる事以外の文面はそのまま使用していただいて構いません。その際は必ず(fermata.企画参考)と記載してください。

https://www.el-tricot.com/project-saints-bell

 こんな感じでCV募集についてはOKですかね?では次に行きましょう!

 長いけど頑張って!!!!!!!

 まだ半分だよ!!!!!!!!

 募集中はひたすら応募メールに受付完了メールを送る作業をがんばりましょう。お気に入りのBGMを探すのも◎。効果音についてはまだイメージが湧かないと思うので、この講座では編集時に一緒に探すことにします。

​ 募集期限が終われば結果発表です。ここも特に決まりはないので、ホームページやツイッターでお知らせしてあげましょう。そしたら次は台本を演者さんにお渡しし、必要であれば演技方針をお伝えし、後はひたすら提出を待ちましょう。早めに提出してくださる方もいれば、ギリギリに提出する方もいらっしゃいます。ギリギリの提出が気になるようであれば、リテイク期間を設けて少し前倒しにするのも手だと思います。

 リテイクについては、提出頂いた音源を確認し、もっとこうして欲しい!と言う演技指導の他に、音割れ(おっきな音量がバリっとなってるアレです)などの発生箇所、取り除けないようなノイズ発生箇所の再提出など、気になる所を相談しましょう。

 

※演技指導は、自分でうまく言語化出来ない場合は演者さんに何パターンか収録していただき、その中から選ぶようにすると良。イメージがまとまっていないと、いくら収録を繰り返して頂いても、齟齬から抜け出せなくなって泥沼にはまることがあります。

すべてのリテイク作業が終わり、音源が揃えば次はやっと編集です!

​ここからが地獄の始まりだ。

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